先人の想いをつなぐお米 ゆめぴりかRice Inherited From Ancestors

先人の想いをつなぐお米の物語Rice Inherited From Ancestors Story

かつての北海道では、夏が短く冬が長い気候と、石狩川流域に堆積する泥炭層が、水田作りの障害とされていました。そんな北海道を日本の米所としたのは、先人たちの血の滲むような努力を、想いを、みんなでつないできたことです。品種改良と土壌改良を重ね、今では北海道のお米は質でも量でも日本随一となったのです。

この苗も田んぼも、先人たちの想いがあってこそです。
この苗も田んぼも、先人たちの想いがあってこそです。

清水農園の歴史も、お米とともに振り返ることができます。70年前に祖父が入植し、原生林に近い農地を仲間とともに、全て人力と馬で開墾したところから農園の歴史は始まります。1950年から現在に至るまで、キタヒカリ→ゆきひかり→きらら397→ほしのゆめ→ゆめぴりか、とお米を作り続けてきました。それは挑戦の歴史であり、そのなかで感じることはやはり、先人たちからつながる「美味しいお米を作りたい」という想いです。

祖父の時代の風景。苦しい開墾時代を仲間と共に乗り越えたそうです。
祖父の時代の風景。農具も今とは全然違います。

清水農園ではそんな先人たちの想いをつなぎ、みなさんに「より美味しいお米を食べてもらうため」に、手間を惜しまず、お米作りを大切にしています。農業の機械化が進み作業が簡略化されたとはいえ、それでもお米は長い月日と丁寧な作業が必要な繊細な作物です。
丁寧なお米作りはもちろん、農薬の使用を極力控えたり、収穫量は少なくなるが食味の増す「活き青(いきあお)」と呼ばれる青米を含めた、栄養・味ともに良い時期のお米を収穫したり、より美味しいお米を作る試行錯誤を続けています。

受け継いだ想いがたくさん詰まった稲穂。収穫の時期です。
受け継いだ想いがたくさん詰まった稲穂。収穫の時期です。

八十八の手間〜日本人の心〜The Secret Of Deliciousness!

「米」という漢字は、八十八という漢数字から成り立っています。
これは、お米を作るには「八十八の手間」、煩雑な作業と膨大な仕事量が必要だという意味が込められているのです。
それらの作業は全て日本の気候風土・季節に沿ったもので、早春から始まり夏を経て、収穫の秋を迎えるといったように、季節と寄り添いながらたくさんの手間をかけるのが、昔からのお米の作り方です。
現在では、農業機械や肥料、農薬の技術革新により多くの手間が簡略化されましたが、それでもお米作りには長い月日と多くの丁寧な作業が必要です。

季節や稲の成長に合わせて様々な作業が必要になりますが、気温の上昇とともに稲が育ってくると、田んぼの管理は忙しくなってきます。
とりわけ水の管理が大切で、朝晩田んぼに行き、必要な水が確保されているか 1cm単位で確認します。水が不足している場合は水を入れ、稲の生育によっては水を抜く、といった作業を繰り返します。
稲を育てるには大量の水が必要なため、川やため池から引いた水路から水を田んぼに入れます。
水の管理と並行して雑草や害虫の対策をおこなったり、稲の生長にあわせて肥料をやりながら、稲の健やかな生育を守ってあげます。

このように、一部の作業だけでもこれだけの手間がかかります。大変なこともありますが、手間を惜しまずに育てたお米を収穫した時の喜びはひとしおです。美味しいお米を食べてもらいたいという思いを存分にぶつけられる楽しさが、お米づくりの醍醐味だと感じます。

農家 清水はこう食べる!Farmer Shimizu eats like this!

  • ゆめぴりかでおにぎり!

    硬めに炊いたゆめぴりかでおにぎり!ゆめぴりかはお米の味が強いので、おにぎりでその味を堪能します!

  • 冷や飯!

    冷めても美味しいお米です。お茶漬けやカレーなど、レンジで温めずにそのままいただきます。一番好きなのは、冷や飯で納豆ご飯です!

食べてみたいという方がいらっしゃれば
限られた量ですがお分け出来ます

私たちの農業への想い、作物に込めた想い、そして食べていただくお客様への想いに共感していただける方へお分けしたいと思います。 数量に限りがあるため全ての方にお届けできないこと、ご了承願います。

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